岩手医科大学産婦人科学講座

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学会・研究会の参加報告

第77回日本産婦人科学会学術講演会 in岡山

原稿作成日

5/23~5/25に岡山県で開催された日本産科婦人科学会に参加して参りました!
産婦人科未来委員会企画のシンポジウム内で、「人が成長する組織・教育」をテーマに株式会社ヒューマンブリスの山田真紀様にご講演頂いた後、パネルディスカッションのパネリストとして登壇しました。
山田様のご講演の中では、ここで働きたい!と思ってもらえる組織の3つのポイントとして、手厚い教育体制、モラルを重視した組織風土、魅力的な人の存在、が挙げられておりました。
一緒に働きたいと思ってもらえるくらい魅力的な人になる・魅力的なチームを築く、というのは、簡単なようで実はなかなか難しいですよね・・・。

今回の学会では、医学部4年生・6年生の活躍も光った学会となりました。
我々も負けじとキラキラ輝きながら日々の臨床に向き合い、リクルートに繋げていきたいものですね!来年の日産婦は札幌!来年に向けてまた頑張りましょう~♫

 

(文責 黒川絵里加)

2025年度岩手産科婦人科学会総会・学術講演会

原稿作成日

   
      

 

2025年419日、2025年度 岩手産科婦人科学会 総会・学術講演会が開催されました。

総会では、学会の年間活動報告および会計報告が行われ、あわせて役員の改選も実施されました。新たな体制のもと、今後の学会活動のさらなる発展が期待されます。

続いて行われた学術講演会では、以下の先生方による一般講演が行われ、日常診療に役立つ最新の知見が共有されました。

 

・永沢 崇幸 先生

・佐藤 翔 先生

・佐藤 貴紀 先生

・伊藤 理華子 先生

・肺培養士 渡辺 亜紗子 さん

 

特別講演には、横浜市立大学医学部 産婦人科 主任教授 宮城 悦子 先生をお招きし、ご講演いただきました。臨床と研究の第一線でご活躍される先生による貴重な講話に、参加者から多くの関心を集めました。

 

講演会終了後には懇親会が開催され、参加者同士の活発な情報交換が行われ、交流を深める良い機会となりました。

本会の開催にご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

 

なお、今回開催されました2025年度岩手産科婦人科学会総会・学術講演会の資料・議事録は下記よりダウンロードお願いいたします。

 

【4.19】議事録-保護済み

【4.19】総会資料-保護済み

IFFS2025

原稿作成日

4/26~29日に東京国際フォーラムで開催された、IFFS(国際生殖医学会)2025に生殖チームで参加してきました!

今回、伊藤先生と佐藤がポスターセッションで国際学会デビュー戦でした。

英語作成されたポスターがずらりと並んでおり、目を通すのに一苦労でしたがなんとか乗り切りました。

各国の先生方が会場内にいらっしゃり、国際学会ならではの雰囲気を味わうことができました。また、最新の技術や各施設間の取り組みを学び、今後の診療に役立てていきたいと思いました。

胚培養士の先生たちもご参加されていたので、少人数で集合写真を。

学会後は、夜の銀座をみんなで楽しみました。育休明けの小岩さんのおかえり会を尾上先生の行きつけ?のお店で行いました。素敵なお店のチョイスありがとうございます!

情報をアップデートしながら、岩手県の少子化対策に尽力していきたいと思った学会でした。今年度も頑張るぞー!

第4回WOW!が開催されました

原稿作成日

日本産婦人科学会の産婦人科未来委員会主催で2024年10月5日土曜日午後が開催されました。

WOW!とは「Welcome to OBGYN World!」という産婦人科の魅力を伝える
ことを目的としたセミナーとなっています。セミナーの対象は、全国にある大学の医学生1年生から4年生です。当大学からは2人の方にご参加いただきました。

当日は、各大学が現地開催し、zoomを用いて、全国の会場とつながり、オンラインでの配信実習を行いました。企画の内容としては

①医学生が1日産婦人科医になってみた
②産婦人科に行ってみた
③ みらい相談会〜もしも産婦人科医になったら〜
など、座学がメインの学年の方にも産婦人科医になったらどんな感じ?というのを、身をもって感じてもらえる会になったと思います。

今回は女性の学生の方々がご参加され、チューターの2人も女性ということもあり、将来的なお悩み(結婚、育児、仕事のライフワークバランス等々)の生の声も聴くことができ、アドバイスが少しでも参考になればよいなと感じました。

来年以降も同様の取り組みは続くと思いますので、ぜひご興味のある方は参加していただければなと思います。

以上、WOW!参加報告でした。

第18回産婦人科サマースクール~10年後、きっとキミはこの夏を思い出す~

原稿作成日
去る8月24日、25日に第18回産婦人科サマースクール~10年後、きっとキミはこの夏を思い出す~に参加してまいりました!
 サマースクールは医学部5、6年生、初期研修医1年目までが対象のハンズオンセミナーで、今年度はアートホテル大阪で開催されました。
 今年はなんと過去最多の329名が全国から集まりました。岩手医大からも産婦人科に興味を持ってくれている学生11名と、岩手医大出身の1年次研修医2名が参加してくれました。台風にも大雨にも(ほぼ)かぶらないという奇跡的な開催でした。
 参加者は5~6人のグループに分かれ、1日目は胎児超音波、分娩シミュレーション、臨床推論、2日目は外科手技、腹腔鏡手技を行いました。
 超音波実習は胎児ファントムを用いて胎児推定体重計測や3D4Dエコー体験を行ってもらいました。我々の必須武器の一つである超音波断層法。学生が多い参加者の中には超音波の機械自体を触ったことがないという方も多く、プローブの持ち方やボタンの操作から指導しました。超音波の自分で赤ちゃんの体重を出せたとき、3D4Dで赤ちゃんの顔がうまく見えたときの歓声に思わずほっこり。研修医はさすが実践しているだけある習熟度の方もいました。ただし「エコー中に赤ちゃんが動くんですよね…?」と気づく方もおり、先を見据えていて大変すばらしいと思いました。
 分娩シミュレーション実習はシミュレーターを使用して内診や分娩介助を体験してもらいました。内診は病院実習ではなかなか体験させてあげられないので、今回でいくらかイメージがつくようになっていれば幸いです。分娩介助は児頭を押し出す妊婦役、児を誘導する医師役、会陰保護と補助の助産師役にそれぞれ順に扮しておこないました。「子宮口全開大です!」「発露です!」「まだだよ」「うまれた!」「おめでとう~!」と大変な盛り上がりでした。「はじめて回旋のイメージができました」と言ってくれる参加者もいて、勉強の一助になれたのであれば幸いです。「(赤ちゃんの人形を)手で押し出すのでも大変なのに、妊婦さんは腹圧で自分の股から産むんですか…⁉」いいところに気が付きましたね、そうなんです。妊婦さんは偉大なのです。最後は吸引分娩の実習もおこない、当方の担当班では合計15人が生まれました。最も産科らしい実習だったかもしれません。
 臨床推論は実際のTV番組のオマージュで「ドクターGyne」と題し、再現VTRならぬいらすとやアニメーション(+チューターによる弁舌)で実際の症例を想定しながら臨床クイズに挑戦しました。医師国家試験の臨床問題によせて作問しましたが、「すべて選べ」が難易度を引き上げており、国家試験を突破した1年次研修医でも正解にたどり着くのは容易ではなかったようです。一方でものすごい知識量の参加者もおり、「2023年度ガイドラインでは…」と大変頼もしい様子でした。あなたはもう私の代わりに産婦人科医やっていけます。班員みんなで相談したりお助けツールを使ったり、正解、あるいは惜しかった班でも本物のクイズ番組さながらに盛り上がりました。症例は一人の女性の連続した問題で、腫瘍、不妊治療、周産期、女性ヘルスケアと、4分野すべての要素を取り入れていました。「女性の一生をみるというのはこういうことなんだと思って感動しました!」そう言ってもらえて報われる思いです。
 二日目は班が変わり、医学生班と1年次研修医班にそれぞれ分かれての実習となりました。外科手技では結紮の手結びと機械結びを行いました。私の担当班は1年次研修医で、外科系を回ってこられた方も多く、ほぼ手慣れた様子でした。産婦人科はまだ回っていない方も多いようでした。「いまの方手結びどうやったんですか?」「親指と人差し指で…?糸をまわす…?」わかります。ほかの外科系と結び方違いますよね。特に手結びは差異が大きいようん感じます。「つぎ産婦人科を回るのでマスターしたいです!」と意欲たっぷりに練習に励んでいました。機械結びでは単結紮縫合のほか、垂直マットレス縫合の指導も行いましたが、みんな器用にきれいに縫合できるようになっていました。ぜひ産婦人科を回った際にその成果を発揮してきてほしいです。
 腹腔鏡手技はドライボックスを使用し、「ラパロ運動会」と題して様々な課題に取り組んでもらいました。ものを目的の場所に運んだり、腹腔内の限られたスペースで長めの糸を扱ったりなど、普段なかなか練習しない操作です。「鉗子が邪魔でつかめない」「左右持ち替えてみるのは?」「自分(助手)が持ちますよ!」と工夫を凝らして課題に取り組んでいました。特に助手と協調して組織に見立てたガーゼを切る課題では「息を合わせてテンションをかけたり術者のやりたい行動を考えたりするのがすごく勉強になりました」と学びを得た感想をもらえました。最後にはチームワークが肝要な班対抗課題リレーに一丸となって挑み、白熱した戦いとなりました。
 ハンズオンのほかにもコロナ禍以降初の懇親会や昼企画、フリートーク(質問、相談会)などをおこない、大変充実した2日間になってくれたかなと思います。開催後のアンケートではネガティブな意見は一つもなかったようで、自慢したいくらい最高の経験となったと言ってくれる方もいたようです。産婦人科の魅力発見の一助にでもなれていたら幸いです。今回参加していただいた方々、企画にご指導いただいた先生方、物品協力や協賛いただいた大学、企業の方々、本当にありがとうございました。
 10年後、きっとキミは、そして私も。この夏を思い出す。
文責:菊池琴佳

第66回日本婦人科腫瘍学会学術講演会

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7/18〜20に第66回日本婦人科腫瘍学会学術講演会が城山ホテル鹿児島にて開催中です。

当医局腫瘍グループの先生方や専攻医の先生も参加中です。

馬場教授より、医局員の活躍しているお写真が届きましたのでお届けします。

若手セッションの座長を務める永沢先生

見守る馬場教授(なんだか楽しそう)

専攻医の田付先生、発表も質疑応答もバッチリでした

指導医の庄子先生もいらっしゃいます

 

鹿児島では熱い討論が繰り広げられていそうですね!以上速報でした。

学会参加のブログはまた後日に掲載予定です。


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