岩手医科大学産婦人科学講座

お問い合わせ

学会・研究会

学会・研究会の参加報告

令和7年度医学部第3学年研究室配属 報告会

原稿作成日
今年度は6名の学生さんが当教室に配属になり、2つのテーマについて3ヵ月間研究をしていただきました。
当日のプレゼンテーションは皆さん堂々としていて、何より座長からの質問にも的確に回答していたのが指導医としてとても誇らしかったです!(私よりも発表上手だったな・・・笑)
      

第62回東北生殖医学会学術講演会

原稿作成日

生殖Gの佐藤です。先日、10月25日(土曜日)に青森県青森市で開催された、東北生殖医学会学術講演会に胚培養士の小岩さん、渡辺さんと一緒に参加してきました。当日は診療日の土曜日ということもあり、外来診療は尾上先生と村上先生、培養士の中村さんにお願いし、我々は勉強しに行かせてもらいました!

 

この東北生殖医学会学術講演会は、毎年臨床発表と基礎研究発表の部門があり、ふだんの診療では目にすることのない基礎研究の発表も聞くことができ、生殖の幅広い知見を知ることができる学会です。

 

一般演題では、第1群の臨床部門で、「ホルモン補充周期による凍結融解胚移植の癒着胎盤・固着胎盤のリスク因子の検討」と題して、発表させてもらいました。これまでの既報と大きな違いがない内容だったので、今後も検討を続け、新たな発見ができるとよいなと思いました。

 

第3群の基礎研究部門では、胚培養士の小岩さんが今大学院で研究している紡錘体の位置に関する発表をしてもらいました。各大学の先生から研究に関するアドバイスや今後の方向性などをご教示いただきました。今後さらなる研究の発展が楽しみです。

 

今回の学会で個人的なことを申し上げますと、人生初座長を務めました。主幹の弘前大学の先生方のご厚意で臨床発表の部門を担当させていただき、緊張しながらもどうにかやり遂げました。所々進行に至らない点があったとは思いますが、貴重な経験をさせていだたき、また1つ成長できました。関わっていただいた方々に感謝申し上げます。

私自身初めて青森駅で下車したのですが、すぐ近くに海があったり、会場にもねぶたが展示してあったり、お囃子も聞くことができ、とても充実した学会参加となりました。棒焼きパン?の体験もやっていたのですが、それは時間がなくやり損ねたのでまたうかがった際はぜひ体験してみたいです。

 

 

 

第63回日本癌治療学会学術集会

原稿作成日

2025年10月16日〜18日に横浜で開催された第63回日本癌治療学会学術集会に参加してまいりました。久しぶりの学会発表ということもあり、準備期間中は緊張のあまり食事量が減り、思いがけず良いダイエットとなりました。前日は城内医師とともに中華街で決起集会を行いましたが、コース料理の中盤でギブアップしてしまい、非常に残念な思いをいたしました。しかしながら,下戸な私が青島ビールの美味しさを知ることができたのは大きな収穫でした.

若かりしころ「発表経験を重ねれば緊張しなくなる」と言われ、それを信じて精進してまいりましたが、未だにノミの心臓に毛が生える気配はなく、気づけばうん十年が経とうとしています。今回の私の発表は、「Efficacy of Bevacizumab in Recurrent Platinum-Resistant Ovarian Cancer during PARP Inhibitor treatment」(PARP阻害薬治療中のプラチナ抵抗性再発卵巣癌に対するBevacizumabの効果についての検討)でした。結果としては、DCRの向上が示唆された一方で、期待していたPFS延長効果は認められませんでした。症例数が27例と限られていたため、今後さらに症例を蓄積し検討を重ねていく予定です。

学術集会のテーマは「がんと生きる、がんを越えて生きる」.普遍的かつ継続的に議論すべきテーマを掲げた領域横断的な学会であり、他領域の最新治療・研究、多職種からの報告に触れることで新たな視点を得ることができました。特に、「研究をいかに患者・社会へ還元するか」という観点が強く打ち出されていた点が印象的でした。

明日からの診療へのモチベーションを高める貴重な機会をいただけたことに感謝し、今後も日々研鑽を重ねてまいります。

 

   

第19回産婦人科サマースクール~この出会いは、人生を変える~

原稿作成日

2025/8/23~8/24に行われた第19回産婦人科サマースクールにチューターとして参加してきました!

医学部5~6年生、研修医1年目を対象としたセミナーで、今年は過去最大330人を超える活気あふれた参加者が大阪に集まってきました。

毎年内容もブラッシュアップされるサマースクールですが、今年は分娩シミュレーションや胎児超音波、腹腔鏡手技、臨床推論に加えて新たに生成AIというChat GPT等を使った未来の医療業界に通ずるような実習もありました。

1班5~6人につき1人のチューターがついて、一緒に各実習を回りながら産婦人科の魅力に触れあっていきました。自分の班は5年生2人と研修医1年目が3人のグループでした。初めて超音波や腹腔鏡鉗子を操作してみたという人達が、どう操作すればいいか考えて手を動かす姿をサポートしながら見守っていました。生成AIに関してはチューターよりも学生の方が手馴れており、Chat GPTを使いながら10年後のより良い社会を目指すポスターを作成していました。実習以外にも昼・夜企画や班ごとの相談会で、産婦人科の働き方や日常生活など気になる事もたくさん聞く機会になったんじゃないかなと思います。

産婦人科になるか悩んでいる人もたくさんいましたが、2日間を終えた後には参加してよかったと多くの人が言っており嬉しい限りです。学生・研修医にとって進路を決めるきっかけに少しでもなってくれたならよかったです。

岩手からは学生5人と研修医2人が参加してくれました。みんな実習を楽しみながら頑張っていました。夜は全体での懇親会の後に岩手メンバーで2次会も開催、暑い夏の夜に飲むクラフトビールも最高でした。また岩手の地で集まる機会を楽しみにしています♪

今後も学生、研修医向けに企画されるイベントは沢山あります。産婦人科に少しでも興味がある人は是非1度参加してみてください!

 

「整えましょう。ワタシのカラダ ~プレコンセプションケアの勧め~」を開催しました

原稿作成日

2025年629日(日)、いわて県民情報交流センター「アイーナ」にて、市民公開講座「整えましょう。ワタシのカラダ ~プレコンセプションケアの勧め~」を開催しました。

本講座は、将来の妊娠を見据えて若い世代が心と体の健康に向き合う「プレコンセプションケア(妊娠前からの健康管理)」の大切さを伝えることを目的とし、盛岡市や医療関係者、企業が連携して実施したものです。

当日はたくさんの来場者にお集まりいただき、産婦人科医による講演のほか、地元学生によるパフォーマンスも行われ、幅広い世代の参加者にとって学びと気づきの多い時間となりました。

今後も、地域の皆さまの健康づくりを応援する取り組みを継続してまいります。

 

第77回日本産婦人科学会学術講演会 in岡山

原稿作成日

5/23~5/25に岡山県で開催された日本産科婦人科学会に参加して参りました!
産婦人科未来委員会企画のシンポジウム内で、「人が成長する組織・教育」をテーマに株式会社ヒューマンブリスの山田真紀様にご講演頂いた後、パネルディスカッションのパネリストとして登壇しました。
山田様のご講演の中では、ここで働きたい!と思ってもらえる組織の3つのポイントとして、手厚い教育体制、モラルを重視した組織風土、魅力的な人の存在、が挙げられておりました。
一緒に働きたいと思ってもらえるくらい魅力的な人になる・魅力的なチームを築く、というのは、簡単なようで実はなかなか難しいですよね・・・。

今回の学会では、医学部4年生・6年生の活躍も光った学会となりました。
我々も負けじとキラキラ輝きながら日々の臨床に向き合い、リクルートに繋げていきたいものですね!来年の日産婦は札幌!来年に向けてまた頑張りましょう~♫

 

(文責 黒川絵里加)


上に戻る