岩手医科大学産婦人科学講座

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第14回 岩手医科大学産婦人科 内視鏡トレーニングセミナー

場所:ジョンソン・エンド・ジョンソンインスティテュート須賀川

 

14回 岩手医科大学産婦人科 内視鏡トレーニングセミナーに参加してきました。

コロナ禍のため3年ぶりの開催となり、私は初めてのウェットラボでした。

 

ブタを用いた腹腔鏡手術の練習であります。動物愛護、ブタの解剖、製品適正使用についての講義を受け、ブタさんは全身麻酔下でなるべく苦痛が無いようにして行いました。

 

基本的な鉗子操作、子宮靱帯の凝固切断、基靱帯結紮、腟管切開、腟断端縫合等の手技を練習した後、腸管・尿管損傷や動脈損傷した際の修復方法について実際に手を動かして学ぶことができました。

 

普段はドライボックスで腹腔鏡下での結紮の練習等を行うことが多いのですが、腹膜を把持する感覚や縫合針をかける感覚は練習用のスポンジと実際の臓器では大きく異なりました。また、骨盤腔が予想以上に小さく鉗子を動かしづらいことが分かったり、実際にエネルギーデバイスを使う練習ができたりと、ウェットラボならではの収穫があり、大変勉強になりました。

 

受講生・インストラクターともに全員医局員の先生方でしたので、気兼ねなく質問でき、和気藹々とした雰囲気でトレーニングできました。とても楽しく、1日があっという間でした。

実際の臓器を操作することで日々の手術へのモチベーションが高まり、自分も早く手術できるようになりたいという気持ちがより一層強まりました。

 

今回のトレーニングで学んだことを思い出しながら日々のドライボックスでの練習を重ね、実際の患者さんの手術に生かしていけるよう精進して参ります。

開催にご尽力いただいた先生方、ETHICONの皆様、貴重な機会をくださり本当にありがとうございました.次回の開催があれば是非また参加したいです。

私の目標

初めまして。産婦人科専攻医の外舘です。

第一回のブログとのことで非常に緊張しています。

 

思い返せば2年前、新型コロナウイルスの感染拡大とともに私の医師としての生活は始まりました。

卒業式がなくなり悔しむ間もなく研修生活がスタート、その中でお産という生命の誕生から婦人科の悪性腫瘍の手術まで幅広い産婦人科での研修に魅力を感じ、気が付けば産婦人科専攻医として医師3年目を迎えました。

 

産婦人科を志すものなら一度は手に取ったことがあるだろう「コウノドリ」。

なんとなく現実味が帯びるような気がして今まで漫画もドラマも見たことがありませんでした。

そんな矢先、書店に行くとコウノドリの新刊があり、初めて手に取り読んでみました。コロナ禍での鴻鳥サクラ先生をはじめ、看護師、助産師、そして妊婦さんとその家族。

前例がない敵と戦った2年間の軌跡は、暗闇の中でも希望があって、現実でも未だ終息の兆しは見えていませんが本編を観た後、もう少しまた頑張ろうと思えるような内容でした。

 

まだまだひよっこな私ですが、少しずつレベルアップできるよう日々成長して行けたらいいなと思います。今までのコウノドリも読み始めていますが、サクラ先生のような誠実で心に寄り添える先生が今の私の目標です。

 


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