エフエム岩手で放送中のラジオ番組「岩手医科大学~いのちから~」、次回は「子宮内膜症について」をテーマに放送します。
子宮内膜症とは、本来なら子宮の内側の壁を覆っている子宮内膜が子宮の内腔以外の部位(卵巣や腹膜、子宮の壁の中など)に発生し、発育を続ける病気で、20~30歳代の若い世代の女性に発症することが多いとされています。
子宮内膜は本来、受精卵が着床する場所であり、女性ホルモンのはたらきによって妊娠に向けて増殖・成熟が促されますが、排卵後2週間ほど経っても着床がない場合は子宮内膜が子宮の壁から剥がれ落ちて出血と共に体外へ排出されます。
このような現象を月経と呼び、月経が終了すると次の妊娠の機会に備えて再び子宮内膜の増殖が開始されます。この約1か月の性周期は、子宮内膜症で形成される異常な部位に生じた子宮内膜様組織にも影響を与え、月経前後に出血を生じて腹痛などを引き起こします。
放送では、子宮内膜症の症状や原因、検査・診断方法、治療方法などについて、産婦人科学講座 教授 馬場 長 先生が分かりやすく解説します。どうぞお聞き逃しなく!
詳細はこちら(岩手医科大学HP)から!